2006年 06月 08日
脾臓って。 |
脾臓なんて、よくわかんない臓器ナンバー1かもしれない。
体の左上腹部胃の後ろ側に腎臓に接して位置するので体の上から触ることはできない。成人で長さ約12cm重さ100~200g。
大人になってから脾臓の具合が悪くなって摘出する人がいるが大人がそれをなくしてもそこまでひどい影響はないという。
つまり、こどもにとってなくてはならない臓器なのである。
脾臓は<毛細血管からなる赤脾髄(A)>と<リンパ球からなる白脾髄(B)>に分けて役目を果たしている。
①古くなった赤血球を受け止めて破壊する・・・(A)
②血液を蓄える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(A)
③体内に入った細菌をやっつける抗体をつくるリンパ球をつくる・・・・(B)
④また、人間は生まれると骨髄で造血され出すが胎児は脾臓で赤血球がつくられているらしい。(①②④は無脾の場合どうなってるワケ?今度先生に聞いてみよう)
~そして5歳くらいになると脾臓の役割は肝臓・リンパ球・骨髄に移行されていく。
さて、③からわかるように脾臓がないということは免疫に関して非常に弱いのである。普通なら致死的ではない病気でもそうはいかないのだ。
もちろん予防接種はどんどん打っていきますが、それも保健センターで集団接種はちょっと心配なのであいち小児で接種して下さい、と言われた。しばらくは人混みはもってのほか≒外出禁止。
うちに来る人は手洗いうがいアルコール消毒をお忘れなく!!
気をつけなくてはならないのは「ばい菌」
肺炎球菌・溶連菌・B型インフルエンザ菌(Hib) ※中耳炎も肺炎球菌によるのかな
③の働きはこれらに対して起きるんだな。
日本で適用されている肺炎球菌ワクチンは2歳からしか効果がないそうで、その年齢にならないと接種できないし、一度打つと生涯打てないと法律で決まっている。Hibは現在申請中で来年承認されるという情報がある。
これが他国だと0歳から効果のある七価肺炎球菌ワクチン(中耳炎も予防できる)と,それにHibも一般的に予防接種されているらしい。例えばアメリカではこの二つを生後二ヶ月から4回接種する。
・・・うちの上の子2人は中耳炎で苦労した。
日本は新薬に対して慎重と聞いたことがあるけどほんとなんだな。この問題はこれから我が家で大問題に発展しそう。
無脾であるということ・・・今はまだ新生児なのでいい。しかしある程度予防接種も済んで、もしもフォンタン手術までたどり着けたとしたら、少しは外出できるの?よくわからない。この質問に対して先生はある程度の日常生活をやっていくように指導します、と言った。(後に他の無脾の子のブログを拝見させてもらうと普通に生活してると知った)例えば泥遊びをして危険性が50パーセントあるとしたらそれは止めるが、5~10パーセントの危険性ならどうしますか、とめないでしょう、と・・・。
そうだ、いずれは普通の生活を目指してゆかなくちゃいけないんだ。
by soyuco
| 2006-06-08 14:38
| ワクチン・その他